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Contents:
  1. [日本語] Debian Almquist Shell (dash) test コマンド: 条件を評価する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. ファイルの存在確認
      2. ディレクトリの確認
      3. 通常のファイルかどうかの確認
      4. 文字列が空かどうかの確認
      5. 文字列の比較
    5. Tips

[日本語] Debian Almquist Shell (dash) test コマンド: 条件を評価する

Overview

test コマンドは、条件を評価し、その結果に基づいて真または偽を返すために使用されます。このコマンドは、スクリプト内で条件分岐を行う際に非常に便利です。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

test [options] [arguments]

Common Options

  • -e ファイル: 指定したファイルが存在するかどうかをチェックします。
  • -d ディレクトリ: 指定したディレクトリが存在するかどうかを確認します。
  • -f ファイル: 指定したファイルが通常のファイルかどうかをチェックします。
  • -z 文字列: 指定した文字列が空であるかどうかを確認します。
  • -n 文字列: 指定した文字列が空でないかどうかを確認します。
  • =: 2つの文字列が等しいかどうかをチェックします。

Common Examples

以下は、test コマンドのいくつかの実用的な例です。

ファイルの存在確認

test -e /path/to/file && echo "ファイルは存在します"

ディレクトリの確認

test -d /path/to/directory && echo "ディレクトリは存在します"

通常のファイルかどうかの確認

test -f /path/to/file && echo "これは通常のファイルです"

文字列が空かどうかの確認

string="Hello"
test -n "$string" && echo "文字列は空ではありません"

文字列の比較

test "$string" = "Hello" && echo "文字列は等しいです"

Tips

  • test コマンドは、条件分岐を行う際に if 文と組み合わせて使用すると便利です。
  • [] を使って test コマンドの代わりに条件を評価することもできます。例えば、[ -e /path/to/file ] のように書けます。
  • 複数の条件を組み合わせる場合は、-a(AND)や -o(OR)を使用できますが、&&|| を使う方が一般的です。