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Contents:
  1. [日本語] Debian Almquist Shell (dash) mtr 使用法: ネットワーク経路のトレース
    1. 概要
    2. 使用法
    3. 一般的なオプション
    4. 一般的な例
      1. 例1: 基本的な使用法
      2. 例2: レポートモードでの実行
      3. 例3: パケット送信回数の指定
      4. 例4: パケット送信間隔の指定
    5. ヒント

[日本語] Debian Almquist Shell (dash) mtr 使用法: ネットワーク経路のトレース

概要

mtr コマンドは、ネットワーク接続のトレースルートを実行し、パケットの損失や遅延を測定するためのツールです。これにより、特定のホストまでの経路を可視化し、ネットワークの問題を診断するのに役立ちます。

使用法

基本的な構文は以下の通りです。

mtr [オプション] [引数]

一般的なオプション

  • -r: レポートモードで実行し、結果を1回だけ表示します。
  • -c <回数>: 指定した回数だけパケットを送信します。
  • -i <秒>: パケット送信の間隔を指定します。
  • -p: プロセスIDを表示します。

一般的な例

以下に、mtr コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

例1: 基本的な使用法

特定のホストへの経路をトレースします。

mtr example.com

例2: レポートモードでの実行

レポートモードで結果を1回だけ表示します。

mtr -r example.com

例3: パケット送信回数の指定

10回パケットを送信して経路をトレースします。

mtr -c 10 example.com

例4: パケット送信間隔の指定

1秒間隔でパケットを送信します。

mtr -i 1 example.com

ヒント

  • mtr を使用する際は、ネットワークの状態をリアルタイムで監視するために、オプションを組み合わせて実行することが有効です。
  • 結果を分析する際は、パケット損失が発生しているノードを特定することが重要です。
  • mtr の出力は、ネットワークのトラブルシューティングに非常に役立つ情報を提供しますので、定期的に使用することをお勧めします。