export
コマンドは、シェルの環境変数を設定し、子プロセスにその変数を引き継ぐために使用されます。これにより、他のプログラムやスクリプトがその環境変数にアクセスできるようになります。
基本的な構文は次のとおりです。
export [options] [arguments]
-n
: 指定した変数をエクスポートから削除します。-p
: 現在エクスポートされているすべての変数を表示します。環境変数 MY_VAR
を設定する例です。
export MY_VAR="Hello, World!"
設定した環境変数を確認するには、echo
コマンドを使用します。
echo $MY_VAR
複数の環境変数を一度に設定することもできます。
export VAR1="Value1" VAR2="Value2"
エクスポートされているすべての環境変数を表示するには、次のコマンドを使用します。
export -p
特定の環境変数をエクスポートから解除する例です。
export -n MY_VAR
~/.profile
や ~/.bashrc
)に追加してください。export
を使って変数をエクスポートしておくと、他のコマンドやスクリプトからも利用できます。