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Contents:
  1. [日本語] C Shell (csh) socat の使い方: データストリームの転送
    1. 概要
    2. 使用法
    3. 一般的なオプション
    4. 一般的な例
      1. 1. TCPポートの転送
      2. 2. ファイルからのデータ送信
      3. 3. シリアルポートとの接続
      4. 4. UDP接続の作成
    5. ヒント

[日本語] C Shell (csh) socat の使い方: データストリームの転送

概要

socat(”SOcket CAT”の略)は、データストリームを転送するための強力なツールです。ネットワーク接続やファイル、端末など、さまざまなデータソース間でデータを転送することができます。

使用法

基本的な構文は次のとおりです。

socat [options] [arguments]

一般的なオプション

  • -d: デバッグ情報を表示します。
  • -v: 詳細な出力を表示します。
  • TCP4: IPv4を使用してTCP接続を確立します。
  • UDP: UDP接続を使用します。
  • FILE: ファイルをデータソースとして指定します。

一般的な例

以下に、socatのいくつかの実用的な例を示します。

1. TCPポートの転送

ローカルのポート8080をリモートのポート80に転送します。

socat TCP4-LISTEN:8080,fork TCP4:example.com:80

2. ファイルからのデータ送信

input.txtファイルの内容をTCP接続で送信します。

socat -u FILE:input.txt TCP4:example.com:1234

3. シリアルポートとの接続

シリアルポート/dev/ttyS0をTCP接続に変換します。

socat TCP4-LISTEN:1234,fork /dev/ttyS0

4. UDP接続の作成

UDPを使用してデータを送信します。

socat -u UDP:example.com:1234 FILE:input.txt

ヒント

  • デバッグモードを使用して、接続の問題を特定するのに役立ててください。
  • -vオプションを使用して、データの流れを確認しながら作業すると良いでしょう。
  • socatは非常に柔軟性があるため、さまざまなプロトコルやデバイスを組み合わせて使用できます。