nohup
コマンドは、ユーザーがログアウトした後でもプロセスを実行し続けるためのコマンドです。このコマンドを使用すると、バックグラウンドでプログラムを実行し、セッションが終了してもそのプログラムが中断されることはありません。
基本的な構文は以下の通りです。
nohup [オプション] [コマンド] [引数]
&
: コマンドをバックグラウンドで実行します。-o [ファイル名]
: 標準出力を指定したファイルにリダイレクトします。-e [ファイル名]
: 標準エラー出力を指定したファイルにリダイレクトします。以下にいくつかの実用的な例を示します。
nohup my_script.sh &
nohup my_script.sh > output.log &
nohup my_script.sh > output.log 2> error.log &
nohup my_script.sh > all_output.log 2>&1 &
nohup
を使用する際は、出力をファイルにリダイレクトすることをお勧めします。そうすることで、実行中のプロセスのログを確認できます。jobs
コマンドを使用して現在のジョブを確認できます。kill
コマンドを使用してプロセスIDを指定します。