[Linux] C Shell (csh) journalctl の使い方: システムログの表示

概要

journalctl コマンドは、システムジャーナルからログメッセージを表示するためのツールです。主に、システムの状態やサービスの動作を確認するために使用されます。

使用法

基本的な構文は以下の通りです。

journalctl [オプション] [引数]

一般的なオプション

• -b : 現在のブートセッションのログを表示します。
• -f : リアルタイムでログを追跡します。
• --since : 指定した日時以降のログを表示します。
• --until : 指定した日時までのログを表示します。
• -u : 特定のユニット（サービス）のログを表示します。

一般的な例

以下は、journalctl コマンドのいくつかの実用的な例です。

• 現在のブートセッションのログを表示する:

  journalctl -b
  

• リアルタイムでログを追跡する:

  journalctl -f
  

• 特定のサービスのログを表示する（例: sshd サービス）:

  journalctl -u sshd
  

• 指定した日時以降のログを表示する:

  journalctl --since "2023-10-01 10:00:00"
  

• 指定した日時までのログを表示する:

  journalctl --until "2023-10-01 12:00:00"
  

ヒント

• ログが多すぎる場合は、-n オプションを使って表示する行数を制限できます。例えば、最新の10行を表示するには、journalctl -n 10 とします。
• --no-pager オプションを使用すると、出力をページャーに送らずに直接表示できます。これにより、スクリプトでの利用が容易になります。
• ログを特定のファイルに出力するには、リダイレクトを使用します。例えば、journalctl > log.txt とすることで、ログを log.txt ファイルに保存できます。