Bash Wiki
Posts (Latest 30 updated) :
Read all
Contents:
  1. [Linux] Bash watch 使用法: コマンドの出力を定期的に表示する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 1. ディスク使用量の監視
      2. 2. プロセスの監視
      3. 3. ログファイルの監視
      4. 4. ネットワーク接続の監視
    5. Tips

[Linux] Bash watch 使用法: コマンドの出力を定期的に表示する

Overview

watch コマンドは、指定したコマンドを定期的に実行し、その出力をターミナルに表示するためのツールです。これにより、コマンドの結果をリアルタイムで監視することができます。

Usage

基本的な構文は次のとおりです。

watch [options] [arguments]

Common Options

  • -n <秒数>: コマンドを実行する間隔を秒数で指定します。デフォルトは 2 秒です。
  • -d: 出力の変更部分をハイライト表示します。
  • -t: タイトルバーを表示しません。
  • -x: コマンドを実行する際に、引数をそのまま渡します。

Common Examples

以下は、watch コマンドのいくつかの実用的な例です。

1. ディスク使用量の監視

watch -n 5 df -h

このコマンドは、5 秒ごとにディスクの使用量を表示します。

2. プロセスの監視

watch -d ps aux

このコマンドは、プロセスのリストを表示し、変更があった部分をハイライトします。

3. ログファイルの監視

watch tail -n 10 /var/log/syslog

このコマンドは、システムログの最後の 10 行を定期的に表示します。

4. ネットワーク接続の監視

watch -n 1 netstat -tuln

このコマンドは、1 秒ごとにネットワーク接続の状態を表示します。

Tips

  • watch コマンドは、長時間の監視を行う場合に便利ですが、出力が多すぎると見づらくなることがあります。必要に応じて -n オプションで間隔を調整しましょう。
  • -d オプションを使用すると、どの部分が変更されたかが一目でわかるため、特に便利です。
  • 複雑なコマンドを監視する場合は、シェルスクリプトを作成し、そのスクリプトを watch で実行することを検討してください。