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Contents:
  1. [Linux] Bash time 使用法: コマンドの実行時間を測定する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
    5. Tips

[Linux] Bash time 使用法: コマンドの実行時間を測定する

Overview

time コマンドは、指定したコマンドの実行にかかる時間を測定し、実行結果を表示します。これにより、プログラムやスクリプトのパフォーマンスを評価するのに役立ちます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

time [options] [arguments]

Common Options

  • -p: POSIX準拠の出力形式を使用します。
  • -o FILE: 実行時間の結果を指定したファイルに出力します。
  • -a: 既存のファイルに結果を追加します(-oオプションと併用)。

Common Examples

以下は、time コマンドのいくつかの実用的な例です。

  1. 基本的な使用法:
    time ls -l
    
  2. 実行時間をファイルに出力する:
    time -o output.txt sleep 2
    
  3. POSIX形式での出力:
    time -p sleep 3
    
  4. 複数のコマンドの実行時間を追加出力する:
    time -a -o output.txt (sleep 1; sleep 2)
    

Tips

  • time コマンドを使用する際は、特に長時間実行されるプロセスに対して実行時間を測定すると、パフォーマンスのボトルネックを特定するのに役立ちます。
  • スクリプト内で time を使用する場合、結果をファイルに保存して後で分析することをお勧めします。
  • 複数のコマンドを一度に測定する場合は、サブシェルを使用することで、全体の実行時間を把握できます。