Bash Wiki
Posts (Latest 30 updated) :
Read all
Contents:
  1. [Linux] Bash tcpdump の使い方: ネットワークトラフィックのキャプチャ
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
    5. Tips

[Linux] Bash tcpdump の使い方: ネットワークトラフィックのキャプチャ

Overview

tcpdumpは、ネットワークトラフィックをキャプチャし、分析するための強力なコマンドラインツールです。特定のインターフェース上で流れるパケットを監視し、詳細な情報を提供します。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

tcpdump [options] [arguments]

Common Options

  • -i <interface>: 監視するネットワークインターフェースを指定します。
  • -n: ホスト名を解決せず、IPアドレスのままで表示します。
  • -v: 詳細な出力を表示します。-vv-vvvでさらに詳細になります。
  • -c <count>: 指定した数のパケットをキャプチャしたら終了します。
  • -w <file>: キャプチャしたパケットをファイルに書き込みます。

Common Examples

以下に、tcpdumpの一般的な使用例を示します。

  1. 特定のインターフェースで全トラフィックをキャプチャする:
    tcpdump -i eth0
    
  2. IPアドレスを解決せずにパケットを表示する:
    tcpdump -i eth0 -n
    
  3. 10個のパケットをキャプチャする:
    tcpdump -i eth0 -c 10
    
  4. キャプチャしたパケットをファイルに保存する:
    tcpdump -i eth0 -w capture.pcap
    
  5. 特定のポート(例: 80番ポート)でのトラフィックをキャプチャする:
    tcpdump -i eth0 port 80
    

Tips

  • tcpdumpを実行するには、通常、管理者権限が必要です。sudoを使用して実行することをお勧めします。
  • キャプチャしたデータは、Wiresharkなどのツールで分析するためにファイルに保存することができます。
  • 大量のトラフィックをキャプチャする場合は、-cオプションを使ってキャプチャ数を制限することで、システムの負荷を軽減できます。