shopt
コマンドは、Bash シェルのオプションを設定または表示するために使用されます。このコマンドを使用することで、シェルの動作をカスタマイズし、特定の機能を有効または無効にすることができます。
基本的な構文は以下の通りです。
shopt [options] [arguments]
-s
: 指定したオプションを有効にします。-u
: 指定したオプションを無効にします。-p
: 現在のオプションの状態を表示します。以下に、shopt
コマンドのいくつかの実用的な例を示します。
特定のオプションを有効にするには、-s
オプションを使用します。
shopt -s histappend
このコマンドは、Bash の履歴をファイルに追加するオプションを有効にします。
オプションを無効にするには、-u
オプションを使用します。
shopt -u nocaseglob
このコマンドは、ファイル名のグロブにおいて大文字と小文字を区別しないオプションを無効にします。
現在のオプションの状態を確認するには、-p
オプションを使用します。
shopt -p
このコマンドは、すべてのオプションとその状態を表示します。
shopt
コマンドを使用する前に、どのオプションが必要かを確認しておくと便利です。shopt
の設定を確認するために、定期的に shopt -p
を実行して、現在の設定を把握しておくと良いでしょう。