Bash Wiki
Posts (Latest 30 updated) :
Read all
Contents:
  1. [Linux] Bash nohup 使用法: プロセスをバックグラウンドで実行する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: バックグラウンドでスクリプトを実行する
      2. 例2: ログファイルに出力をリダイレクトする
      3. 例3: プロセスの実行状況を確認する
    5. Tips

[Linux] Bash nohup 使用法: プロセスをバックグラウンドで実行する

Overview

nohup コマンドは、ユーザーがログアウトした後もプロセスを実行し続けるためのツールです。通常、シェルセッションが終了すると、そのセッション内で実行されているプロセスも終了しますが、nohup を使用することで、これを防ぐことができます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

nohup [options] [arguments]

Common Options

  • & : プロセスをバックグラウンドで実行します。
  • -h : ヘルプメッセージを表示します。
  • -v : 詳細情報を表示します。

Common Examples

以下に、nohup コマンドの一般的な使用例を示します。

例1: バックグラウンドでスクリプトを実行する

nohup ./myscript.sh &

このコマンドは、myscript.sh をバックグラウンドで実行し、セッションが終了しても続行します。

例2: ログファイルに出力をリダイレクトする

nohup python myscript.py > output.log &

ここでは、Pythonスクリプトの出力を output.log にリダイレクトし、バックグラウンドで実行します。

例3: プロセスの実行状況を確認する

tail -f nohup.out

nohup コマンドを使用したプロセスの出力は、デフォルトで nohup.out に保存されます。このコマンドでその内容をリアルタイムで確認できます。

Tips

  • nohup を使用する際は、出力をファイルにリダイレクトすることをお勧めします。これにより、後で実行結果を確認できます。
  • プロセスが正常に実行されているか確認するために、ps コマンドを使用してプロセスリストをチェックしましょう。
  • nohup で実行したプロセスは、シェルを閉じても影響を受けないため、長時間実行されるタスクに最適です。