journalctl
コマンドは、Linux システムのジャーナルログを表示するためのツールです。これにより、システムの状態やエラーメッセージを確認し、トラブルシューティングを行うことができます。
基本的な構文は以下の通りです。
journalctl [options] [arguments]
-b
: 現在のブートに関連するログを表示します。-f
: リアルタイムでログを追跡します(tail -f のように)。--since
: 指定した日時以降のログを表示します。--until
: 指定した日時までのログを表示します。-u <unit>
: 特定のサービスユニットに関連するログを表示します。journalctl -b
journalctl -f
journalctl --since "2023-10-01 12:00:00"
journalctl -u sshd
-n
オプションを使って表示する行数を制限できます。例えば、最新の10行を表示するには journalctl -n 10
とします。--no-pager
オプションを使用すると、ページャーを使わずにすべてのログを一度に表示できます。grep
と組み合わせて使用することも便利です。例えば、特定のエラーメッセージを探す場合は次のようにします:
journalctl | grep "エラーメッセージ"