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Contents:
  1. [Linux] Bash journalctl の使い方: システムログの表示
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
    5. Tips

[Linux] Bash journalctl の使い方: システムログの表示

Overview

journalctl コマンドは、Linux システムのジャーナルログを表示するためのツールです。これにより、システムの状態やエラーメッセージを確認し、トラブルシューティングを行うことができます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

journalctl [options] [arguments]

Common Options

  • -b : 現在のブートに関連するログを表示します。
  • -f : リアルタイムでログを追跡します(tail -f のように)。
  • --since : 指定した日時以降のログを表示します。
  • --until : 指定した日時までのログを表示します。
  • -u <unit> : 特定のサービスユニットに関連するログを表示します。

Common Examples

  • 現在のブートに関連するログを表示する:
    journalctl -b
    
  • リアルタイムでログを追跡する:
    journalctl -f
    
  • 特定の日時以降のログを表示する:
    journalctl --since "2023-10-01 12:00:00"
    
  • 特定のサービスユニットのログを表示する(例: sshd):
    journalctl -u sshd
    

Tips

  • ログが多すぎる場合は、-n オプションを使って表示する行数を制限できます。例えば、最新の10行を表示するには journalctl -n 10 とします。
  • --no-pager オプションを使用すると、ページャーを使わずにすべてのログを一度に表示できます。
  • ログをフィルタリングするために、grep と組み合わせて使用することも便利です。例えば、特定のエラーメッセージを探す場合は次のようにします:
    journalctl | grep "エラーメッセージ"