getenforce
コマンドは、SELinux(Security-Enhanced Linux)の現在の動作モードを表示します。このコマンドを使用することで、システムのセキュリティポリシーがどのように適用されているかを確認できます。
基本的な構文は以下の通りです。
getenforce [options]
getenforce
コマンドには特にオプションはありませんが、以下のような情報を得ることができます。
Enforcing
: SELinuxが有効で、ポリシーが適用されている状態。Permissive
: SELinuxが無効ではないが、ポリシーは適用されず、違反がログに記録される状態。Disabled
: SELinuxが無効になっている状態。getenforce
mode=$(getenforce)
echo "現在のSELinuxモードは: $mode"
if [ "$(getenforce)" = "Enforcing" ]; then
echo "SELinuxは有効です。"
else
echo "SELinuxは無効または許可モードです。"
fi
getenforce
コマンドは、スクリプト内で条件分岐を行う際に非常に便利です。setenforce
コマンドを使用してモードを変更できますが、変更後は必ず getenforce
で確認しましょう。