dpkg
コマンドは、Debian系のLinuxディストリビューションにおいて、パッケージのインストール、削除、管理を行うためのツールです。このコマンドは、.deb
ファイルを直接操作することができ、パッケージ管理システムの基盤となっています。
基本的な構文は以下の通りです。
dpkg [オプション] [引数]
-i
: 指定したパッケージをインストールします。-r
: 指定したパッケージを削除します。-l
: インストールされているパッケージのリストを表示します。-s
: 指定したパッケージのステータスを表示します。--configure
: 指定したパッケージの設定を行います。以下に、dpkg
コマンドのいくつかの実用的な例を示します。
sudo dpkg -i package_name.deb
sudo dpkg -r package_name
dpkg -l
dpkg -s package_name
sudo dpkg --configure package_name
dpkg
は低レベルのツールであるため、依存関係の問題が発生することがあります。これを避けるためには、apt
や apt-get
を使用することをお勧めします。sudo apt-get install -f
を実行することが有効です。dpkg -l | grep package_name
を使用すると便利です。