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Contents:
  1. [Linux] Bash diff 使用法: ファイルの差分を比較する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: 2つのファイルの比較
      2. 例2: ユニファイド形式での比較
      3. 例3: 大文字小文字を無視して比較
      4. 例4: ディレクトリの再帰的比較
    5. Tips

[Linux] Bash diff 使用法: ファイルの差分を比較する

Overview

diff コマンドは、2つのファイルまたはディレクトリの内容を比較し、違いを表示するためのツールです。このコマンドは、ソースコードの変更点を確認したり、テキストファイルの差異を把握するのに非常に便利です。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

diff [options] [file1] [file2]

Common Options

  • -u: ユニファイド形式で出力します。変更点をより見やすく表示します。
  • -i: 大文字と小文字を区別せずに比較します。
  • -w: 空白の違いを無視します。
  • -r: ディレクトリを再帰的に比較します。

Common Examples

以下に、diff コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

例1: 2つのファイルの比較

diff file1.txt file2.txt

このコマンドは、file1.txtfile2.txt の違いを表示します。

例2: ユニファイド形式での比較

diff -u file1.txt file2.txt

このコマンドは、変更点をユニファイド形式で表示します。

例3: 大文字小文字を無視して比較

diff -i file1.txt file2.txt

このコマンドは、大文字と小文字を無視して file1.txtfile2.txt を比較します。

例4: ディレクトリの再帰的比較

diff -r dir1/ dir2/

このコマンドは、dir1dir2 の内容を再帰的に比較します。

Tips

  • diff の出力結果をファイルに保存したい場合は、リダイレクトを使用できます。
    diff file1.txt file2.txt > differences.txt
    
  • 複雑な変更を視覚的に確認したい場合は、diff の出力を vimdiffmeld などのツールで開くと便利です。
  • スクリプト内で diff を使用する際は、終了ステータスを確認することで、ファイルが異なるかどうかを判断できます。