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Contents:
  1. [Linux] Bash cut 使用法: テキストを切り取る
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: バイトを指定して切り取る
      2. 例2: 文字を指定して切り取る
      3. 例3: フィールドを指定して切り取る
      4. 例4: 複数のフィールドを指定して切り取る
    5. Tips

[Linux] Bash cut 使用法: テキストを切り取る

Overview

cut コマンドは、テキストファイルや標準入力から特定の部分を切り取って表示するためのツールです。主に、行やフィールドを指定してデータを抽出するのに使用されます。

Usage

基本的な構文は次のとおりです。

cut [options] [arguments]

Common Options

  • -b : 指定したバイト番号の部分を切り取ります。
  • -c : 指定した文字番号の部分を切り取ります。
  • -f : 指定したフィールド番号の部分を切り取ります(デリミタで区切られた場合)。
  • -d : デリミタを指定します(デフォルトはタブ)。
  • --complement : 指定した部分以外を切り取ります。

Common Examples

以下は、cut コマンドの一般的な使用例です。

例1: バイトを指定して切り取る

ファイルの最初の5バイトを表示します。

cut -b 1-5 filename.txt

例2: 文字を指定して切り取る

ファイルの最初の10文字を表示します。

cut -c 1-10 filename.txt

例3: フィールドを指定して切り取る

カンマで区切られたファイルから2番目のフィールドを表示します。

cut -d ',' -f 2 filename.csv

例4: 複数のフィールドを指定して切り取る

タブ区切りのファイルから1番目と3番目のフィールドを表示します。

cut -f 1,3 filename.tsv

Tips

  • デリミタを明示的に指定することで、異なる形式のファイルにも対応できます。
  • cut コマンドは、パイプと組み合わせて他のコマンドの出力を処理するのに便利です。
  • 大きなファイルを扱う際は、必要な部分だけを切り取ることで、処理速度を向上させることができます。