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Contents:
  1. [Linux] Bash chown の使い方: 所有者とグループの変更
    1. 概要
    2. 使用法
    3. 一般的なオプション
    4. 一般的な例
      1. 例1: 所有者の変更
      2. 例2: 所有者とグループの変更
      3. 例3: ディレクトリ内のすべてのファイルの所有者を変更
      4. 例4: 詳細モードでの変更
    5. ヒント

[Linux] Bash chown の使い方: 所有者とグループの変更

概要

chown コマンドは、ファイルやディレクトリの所有者およびグループを変更するために使用されます。このコマンドを使うことで、特定のユーザーやグループにファイルの管理権限を付与することができます。

使用法

基本的な構文は次のとおりです。

chown [オプション] [所有者][:グループ] [ファイル名]

一般的なオプション

  • -R: 再帰的に変更を適用します。ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリに対して所有者を変更します。
  • -v: 詳細モードで、変更されたファイルのリストを表示します。
  • -c: 変更があった場合のみ、変更内容を表示します。

一般的な例

以下に、chown コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

例1: 所有者の変更

特定のファイルの所有者を変更するには、次のようにします。

chown user1 example.txt

例2: 所有者とグループの変更

所有者とグループの両方を変更する場合は、コロンで区切ります。

chown user1:group1 example.txt

例3: ディレクトリ内のすべてのファイルの所有者を変更

再帰的にディレクトリ内のすべてのファイルの所有者を変更するには、-R オプションを使用します。

chown -R user1 /path/to/directory

例4: 詳細モードでの変更

変更を詳細に表示したい場合は、-v オプションを追加します。

chown -v user1 example.txt

ヒント

  • 所有者を変更する際は、適切な権限を持っていることを確認してください。一般的には、スーパーユーザー(root)権限が必要です。
  • chown コマンドを使用する前に、変更するファイルやディレクトリのバックアップを取ることをお勧めします。
  • グループを変更する際は、正しいグループ名を指定するようにしましょう。グループ名が間違っていると、エラーが発生します。