Dash Wiki
Posts (Latest 10 updated) :
Read all
Contents:
  1. [日本語] Debian Almquist Shell (dash) export の使い方: 環境変数を設定する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 環境変数の設定
      2. 環境変数の確認
      3. 複数の環境変数を設定
      4. エクスポートされている変数の表示
      5. エクスポートの解除
    5. Tips

[日本語] Debian Almquist Shell (dash) export の使い方: 環境変数を設定する

Overview

export コマンドは、シェルの環境変数を設定し、子プロセスにその変数を引き継ぐために使用されます。これにより、他のプログラムやスクリプトがその環境変数にアクセスできるようになります。

Usage

基本的な構文は次のとおりです。

export [options] [arguments]

Common Options

  • -n: 指定した変数をエクスポートから削除します。
  • -p: 現在エクスポートされているすべての変数を表示します。

Common Examples

環境変数の設定

環境変数 MY_VAR を設定する例です。

export MY_VAR="Hello, World!"

環境変数の確認

設定した環境変数を確認するには、echo コマンドを使用します。

echo $MY_VAR

複数の環境変数を設定

複数の環境変数を一度に設定することもできます。

export VAR1="Value1" VAR2="Value2"

エクスポートされている変数の表示

エクスポートされているすべての環境変数を表示するには、次のコマンドを使用します。

export -p

エクスポートの解除

特定の環境変数をエクスポートから解除する例です。

export -n MY_VAR

Tips

  • 環境変数は、シェルセッションが終了すると消えるため、永続的に設定したい場合は、シェルの初期化ファイル(例: ~/.profile~/.bashrc)に追加してください。
  • 環境変数の名前は大文字で記述することが一般的です。
  • スクリプト内で環境変数を使用する場合、export を使って変数をエクスポートしておくと、他のコマンドやスクリプトからも利用できます。