watch
コマンドは、指定したコマンドを定期的に実行し、その出力をターミナルに表示するためのツールです。これにより、コマンドの結果をリアルタイムで監視することができます。
基本的な構文は次のとおりです。
watch [options] [arguments]
-n <秒数>
: コマンドを実行する間隔を秒数で指定します。デフォルトは 2 秒です。-d
: 出力の変更部分をハイライト表示します。-t
: タイトルバーを表示しません。-x
: コマンドを実行する際に、引数をそのまま渡します。以下は、watch
コマンドのいくつかの実用的な例です。
watch -n 5 df -h
このコマンドは、5 秒ごとにディスクの使用量を表示します。
watch -d ps aux
このコマンドは、プロセスのリストを表示し、変更があった部分をハイライトします。
watch tail -n 10 /var/log/syslog
このコマンドは、システムログの最後の 10 行を定期的に表示します。
watch -n 1 netstat -tuln
このコマンドは、1 秒ごとにネットワーク接続の状態を表示します。
watch
コマンドは、長時間の監視を行う場合に便利ですが、出力が多すぎると見づらくなることがあります。必要に応じて -n
オプションで間隔を調整しましょう。-d
オプションを使用すると、どの部分が変更されたかが一目でわかるため、特に便利です。watch
で実行することを検討してください。