[Linux] Bash ufw 使用法: ファイアウォールの管理

Overview

ufw（Uncomplicated Firewall）は、Linuxシステムにおけるファイアウォールの設定と管理を簡素化するためのコマンドラインツールです。ユーザーが簡単にファイアウォールのルールを追加、削除、表示できるように設計されています。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

ufw [options] [arguments]

Common Options

• enable：ufwを有効にします。
• disable：ufwを無効にします。
• status：現在のファイアウォールの状態を表示します。
• allow：特定のポートまたはサービスへのアクセスを許可します。
• deny：特定のポートまたはサービスへのアクセスを拒否します。
• delete：既存のルールを削除します。

Common Examples

以下は、ufwコマンドの一般的な使用例です。

1. ufwの有効化

sudo ufw enable

2. ufwの無効化

sudo ufw disable

3. 現在のファイアウォールの状態を確認

sudo ufw status

4. ポート22（SSH）へのアクセスを許可

sudo ufw allow 22

5. HTTP（ポート80）へのアクセスを許可

sudo ufw allow http

6. 特定のIPアドレスからのアクセスを拒否

sudo ufw deny from 192.168.1.100

7. ルールの削除

sudo ufw delete allow 22

Tips

• ルールを追加する前に、ufw statusで現在の設定を確認することをお勧めします。
• ufwを使用する際は、特にSSHの設定に注意し、誤って自分自身をロックアウトしないようにしましょう。
• 定期的にファイアウォールの設定を見直し、不要なルールを削除することが重要です。