time
コマンドは、指定したコマンドの実行にかかる時間を測定し、実行結果を表示します。これにより、プログラムやスクリプトのパフォーマンスを評価するのに役立ちます。
基本的な構文は以下の通りです。
time [options] [arguments]
-p
: POSIX準拠の出力形式を使用します。-o FILE
: 実行時間の結果を指定したファイルに出力します。-a
: 既存のファイルに結果を追加します(-o
オプションと併用)。以下は、time
コマンドのいくつかの実用的な例です。
time ls -l
time -o output.txt sleep 2
time -p sleep 3
time -a -o output.txt (sleep 1; sleep 2)
time
コマンドを使用する際は、特に長時間実行されるプロセスに対して実行時間を測定すると、パフォーマンスのボトルネックを特定するのに役立ちます。time
を使用する場合、結果をファイルに保存して後で分析することをお勧めします。