tail
コマンドは、指定したファイルの末尾の行を表示するために使用されます。主にログファイルの監視や、ファイルの最新の内容を確認する際に便利です。
基本的な構文は以下の通りです。
tail [options] [arguments]
-n [数]
: 表示する行数を指定します。デフォルトでは最後の10行が表示されます。-f
: ファイルの末尾をリアルタイムで追跡します。新しい行が追加されると自動的に表示されます。-c [数]
: 表示するバイト数を指定します。以下に、tail
コマンドの一般的な使用例を示します。
tail filename.txt
tail -n 20 filename.txt
tail -f /var/log/syslog
tail -c 50 filename.txt
-f
オプションを使用する際は、Ctrl + C
で中断できます。tail
コマンドは、パイプ (|
) と組み合わせて他のコマンドと連携させることができます。