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Contents:
  1. [日本語] Bash grep 使用法: テキスト内のパターン検索
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: 単純な文字列検索
      2. 例2: 大文字小文字を無視して検索
      3. 例3: 行番号を表示
      4. 例4: 一致しない行を表示
      5. 例5: ディレクトリ内の再帰的検索
    5. Tips

[日本語] Bash grep 使用法: テキスト内のパターン検索

Overview

grep コマンドは、指定したパターンに一致する行をファイルや標準入力から検索するためのツールです。テキスト処理やデータ分析において非常に便利です。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

grep [オプション] [パターン] [ファイル]

Common Options

  • -i: 大文字と小文字を区別せずに検索します。
  • -v: 一致しない行を表示します。
  • -r: ディレクトリ内のファイルを再帰的に検索します。
  • -n: 一致した行の行番号を表示します。
  • -l: 一致するファイル名のみを表示します。

Common Examples

以下にいくつかの実用的な例を示します。

例1: 単純な文字列検索

特定のファイル内で「apple」という単語を検索します。

grep "apple" fruits.txt

例2: 大文字小文字を無視して検索

大文字小文字を区別せずに「apple」を検索します。

grep -i "apple" fruits.txt

例3: 行番号を表示

一致した行の行番号を表示します。

grep -n "apple" fruits.txt

例4: 一致しない行を表示

「apple」を含まない行を表示します。

grep -v "apple" fruits.txt

例5: ディレクトリ内の再帰的検索

指定したディレクトリ内の全ファイルから「apple」を検索します。

grep -r "apple" /path/to/directory

Tips

  • 検索パターンに正規表現を使用することで、より柔軟な検索が可能です。
  • 複数のファイルを同時に検索することができ、結果をファイル名とともに表示できます。
  • 結果を別のコマンドにパイプすることで、さらに処理を続けることができます。例えば、grep "apple" fruits.txt | wc -l で「apple」の出現回数をカウントできます。