gcc
(GNU Compiler Collection)は、主にC言語のソースコードをコンパイルするためのプログラムです。C言語のコードを機械語に変換し、実行可能なバイナリファイルを生成します。
基本的な構文は以下の通りです。
gcc [options] [arguments]
-o <file>
: 出力ファイルの名前を指定します。-Wall
: すべての警告を表示します。-g
: デバッグ情報を生成します。-O
: 最適化レベルを指定します(例: -O2
)。-I <directory>
: インクルードパスを追加します。以下は、gcc
コマンドのいくつかの実用的な例です。
Cファイルをコンパイルして実行可能なファイルを生成します。
gcc hello.c -o hello
すべての警告を表示しながらコンパイルします。
gcc -Wall hello.c -o hello
デバッグ情報を生成してコンパイルします。
gcc -g hello.c -o hello
最適化レベル2でコンパイルします。
gcc -O2 hello.c -o hello
gcc file1.c file2.c -o output
のようにします。make
ツールを使用して、複雑なプロジェクトのビルドを自動化すると便利です。