Bash Wiki
Posts (Latest 30 updated) :
Read all
Contents:
  1. [Linux] Bash disown の使い方: プロセスをシェルから切り離す
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
    5. Tips

[Linux] Bash disown の使い方: プロセスをシェルから切り離す

Overview

disown コマンドは、シェルで実行中のジョブを切り離し、シェルが終了してもそのジョブが影響を受けないようにします。これにより、バックグラウンドで実行されているプロセスを管理しやすくなります。

Usage

基本的な構文は次の通りです。

disown [options] [arguments]

Common Options

  • -h: ジョブをハングアップから保護します。
  • -a: すべてのジョブを対象にします。
  • -r: 実行中のジョブのみを対象にします。

Common Examples

  1. 特定のジョブを切り離す
    disown %1
    

    ここでは、ジョブ番号1を切り離します。

  2. すべてのジョブを切り離す
    disown -a
    

    すべてのバックグラウンドジョブを切り離します。

  3. 実行中のジョブを切り離す
    disown -r
    

    実行中のジョブのみを切り離します。

Tips

  • disown を使用する前に、jobs コマンドで現在のジョブを確認すると便利です。
  • 切り離したジョブは、再度シェルから管理することはできませんので、注意してください。
  • 長時間実行されるプロセスを切り離す際には、nohup コマンドと併用するとさらに効果的です。