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Contents:
  1. [Linux] Bash dd 使用法: データのコピーと変換
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 1. ファイルのコピー
      2. 2. ISOイメージの作成
      3. 3. ディスクのバックアップ
      4. 4. データの消去
    5. Tips

[Linux] Bash dd 使用法: データのコピーと変換

Overview

dd コマンドは、ファイルやデバイスのデータをコピーしたり、変換したりするための強力なツールです。特に、ブロックデバイスやイメージファイルの作成、バックアップ、復元に利用されます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

dd [オプション] [引数]

Common Options

  • if=: 入力ファイルを指定します。
  • of=: 出力ファイルを指定します。
  • bs=: ブロックサイズを指定します。
  • count=: コピーするブロックの数を指定します。
  • status=: 実行中の進捗状況を表示するオプション(例: none, noxfer, progress)。

Common Examples

以下に、dd コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

1. ファイルのコピー

dd if=source.txt of=destination.txt

このコマンドは、source.txt から destination.txt へデータをコピーします。

2. ISOイメージの作成

dd if=/dev/cdrom of=cd_image.iso bs=2048

CD-ROMから cd_image.iso というISOイメージを作成します。

3. ディスクのバックアップ

dd if=/dev/sda of=/dev/sdb bs=64K

/dev/sda から /dev/sdb へディスク全体をバックアップします。

4. データの消去

dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=1M

/dev/sda にゼロを書き込み、データを消去します。

Tips

  • dd コマンドを使用する際は、特に出力先を間違えないように注意してください。誤って重要なデータを上書きする可能性があります。
  • 大きなファイルを扱う場合は、status=progress オプションを使って進捗状況を確認すると便利です。
  • dd の実行結果を確認するために、sync コマンドを使用してバッファをフラッシュすることをお勧めします。